山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックのお薬説明
テープ剤とは
貼付剤の1つで、皮膚に貼って使用します。
お薬は、錠剤やカプセル剤、顆粒剤のような口から服用する場合は主に小腸から吸収されて効果を示します。テープ剤のような皮膚に貼って使用するお薬では皮膚から吸収され、効果を示したい部分にお薬を到達させて効果を示します。
テープ剤は製剤自体に水分の含有量が少ないことが特徴です。
テープ剤のメリット・デメリット
メリット
（1）伸縮性、粘着性、密着性がため剥がれにくい。
（2）肌に近い色の外見が多い
（3）サリチル酸メチルなどの特有の匂いが少ない
→運動する際や肘や膝、関節などのよく動かす部分に貼る際に適しています。
デメリット
（1）粘着力が高いため、剥がしづらく剥がすときには痛みが出ることがある。
（2）患部を冷やす効果は少ない
→皮膚が弱い方には向いていません。
→患部が熱を持っているときには向いていません。
参考にしたホームページです。
https://shouen-chintsu.com/useful/%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%97%E5%89%A4%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%97%E5%89%A4%E3%81%AE%E4%BD%BF%E3%81%84%E5%88%86%E3%81%91/
https://www.bohseipharmacy.co.jp/patient/cate03/post-10.html
テープ剤の使い方
用量用法
ロキソニン、エスフルルビプロフェン、ケトプロフェン、ジクロフェナク
1日1回患部に貼付してください。
インドメタシン、フルルビプロフェン、フェルビナク
1日2回患部に貼付してください。
貼り忘れた場合の対応
・気がついた時点で１回分を貼ってください。
・気がついた際の時間と次に貼る時間の間隔が短い際は、貼り忘れたお薬は服用せず、次に貼る時間に1回分を貼ってください。
・2回分を1度に貼らないようにしてください。
・多く使ってしまった場合は薬剤師や医師に相談してください。
注意事項
・ロコアテープでは同時に2枚を超えて貼らないでください。
・ロコアテープでは1日も貼付枚数は2枚を超えないでください。
・ケトプロフェンでは光線過敏症の方は使用を控えてください。
貼ってはいけない場所
・怪我しているところや傷ついている箇所
・粘膜
・湿疹、発疹が出ている箇所
妊婦・授乳婦の方へ
・妊婦または妊娠している可能性がある人、授乳婦は医師に相談してください。
＊エスフルルビプロフェン、ケトプロフェンは妊娠後期の方には使用できません。
複数の医療機関を受診されている方へ
・複数の医療機関を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を飲んでいることを医師または薬剤師に伝えてください。
保管方法
・お子様の手の届かないところに保管してください。
・温度が高い環境、日光や湿気を避けてください。
・開封した場合、チャックを閉じて保管してください。
・薬が残ってしまった時は、保管はせずに廃棄するようにしてください。
山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックの処方箋
当院では門前薬局の椿メディカル様を中心に、各薬局様で取り換えていただくことのできる処方箋を発効しております。ご自分のかかりつけ薬局にて、必ず3日以内に引き換えてもらいましょう。3日を過ぎるとお薬に変えてもらえなくなってしまいます。お気を付けください。
治療費
現在の薬価（2021年10月時点）
| 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
| 先発品 | 約***円 | 約***円 | 約***円 |
| 後発品（ジェネリック） | 約***円 | 約***円 | 約***円 |
まとめ
NSAIDs製剤のテープ剤についてまとめました。
テープ剤の特徴、内服薬との違いについてわかったと思います。
テープ剤ではお薬の成分ごとに1日に貼付する回数や特徴的な使用制限、副作用があるので薬剤師の説明をしっかりと聞きましょう。
テープ剤、パップ剤のそれぞれに特徴があるので、自分に合ったお薬を見つけ治療していきましょう。
監修薬剤師・医師
- 仲上 大貴（なかがみ だいき）: 薬剤師…志薬塾塾長（https://haru001.wixsite.com/kaeru/blank-2）
- 小山 翔平（おやま しょうへい）: 日本整形外科学会 認定専門医…おやま整形外科クリニック 院長
山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックの院長紹介
氏名: 小山 翔平（おやま しょうへい）
出身地: 山形県寒河江市
資格: 日本整形外科学会 認定専門医