エペリゾン(ミオナール)

エペリゾン(ミオナール)

山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックのお薬説明


ミオナールとは

    骨格筋の過度の緊張を和らげることで筋肉の緊張によって現れる症状を改善します。


    ミオナールの作用・効果

    四十肩や五十肩と言われる肩周囲関節炎や腰痛症により炎症が起こると、その炎症による刺激が中枢神経に伝わります。それによって中枢神経が過剰に働くことで筋肉が過度に緊張して、腰痛や四十肩、五十肩のような症状があわられます。

    ミオナールは神経の過剰な興奮を鎮めることで筋肉の緊張状態を改善し、血管を広げることで血流量を増やします。これによって四十肩や五十肩、腰痛症の症状を改善していきます。

    ミオナールの使い方

    用量用法

    錠剤の場合

    通常は 1日量として3錠(エペリゾ ン塩酸塩として150mg)を3回に分けて食後に服用してください。

    顆粒剤の場合

    通常は1日量として1.5g(エペリゾン塩酸塩として150mg)を3回に分けて食後に経口投与してください。

    *年齢、症状により変わります。

    飲み忘れたときの対応

    ・気がついた時点で1回分を服用してください。

    ・気がついた際の時間と次に飲む時間の間隔が短い際は、飲み忘れたお薬は服用せず、次に服用する時間に1回分を服用してください。

    ・2回分を一度に服用することはしないでください。もしも多く服用してしまった場合、医師または薬剤師に相談してください。

    服用の仕方

    コップ1杯の水もしくはぬるま湯で服用してください。

    ミオナールの注意事項

    ・脱力感、立ちくらみ、眠気などの副作用が発現することがあります。自動車や自転車の運転、高所での作業など危険な作業はしないように注意してください。

    また、このような症状が出た場合には服用量を減量したり、中止したりする場合があります。症状が出た場合には必ず医師に相談してください。

    ・急な投与の中止で幻覚や痙攣発作が起こる可能性があります。勝手に服用を中止せず、医師の指示に従ってください。

    副作用

    ・じんま疹、そう痒感、呼吸困難 [ショック、アナフィラキシー様症状]

    ・発熱、平らな赤い発疹や水疱、眼充血 [中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、]

    [ ]で示した副作用が現れる際に、最初に現れる症状になります。

    このような症状が出た場合には、すぐに医師または薬剤師に相談してください。

    妊婦・授乳婦の方へ

     ・妊婦または妊娠している可能性がある人、授乳婦は医師に相談してください。

    複数の医療機関を受診されている方へ 

    ・複数の医療機関を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を飲んでいることを医師または薬剤師に伝えてください。

    保管方法 

    ・お子様の手の届かないところに保管してください。

    ・温度が高い環境、直射日光や湿気を避けてください。

    ・薬が残ってしまった時は、保管はせずに廃棄するようにしてください。

    山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックの処方箋

    当院では門前薬局の椿メディカル様を中心に、各薬局様で取り換えていただくことのできる処方箋を発効しております。ご自分のかかりつけ薬局にて、必ず3日以内に引き換えてもらいましょう。3日を過ぎるとお薬に変えてもらえなくなってしまいます。お気を付けください。

    治療費

    現在の薬価(2021年10月時点)

    1割負担2割負担3割負担
    先発品約***円約***円約***円
    後発品(ジェネリック)約***円約***円約***円

    まとめ

    筋肉の緊張の改善や血管を広げることで血液循環を良好にするお薬であり、炎症を直接取り除いたり、抑えるお薬とは違う分類になります。

    そのため、炎症を抑えるNSAIDs(ロキソニン)と一緒に処方されることもあります。薬同士には相性の良い悪いがあり、一緒に服用してはいけないお薬の組み合わせもありますが、NSAIDs(ロキソニン)とミオナールは問題ありません。

    監修薬剤師・医師

    1. 仲上 大貴(なかがみ だいき): 薬剤師…志薬塾塾長(https://haru001.wixsite.com/kaeru/blank-2
    2. 小山 翔平(おやま しょうへい): 日本整形外科学会 認定専門医…おやま整形外科クリニック 院長

    山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックの院長紹介

    氏名: 小山 翔平(おやま しょうへい)
    出身地: 山形県寒河江市
    資格: 日本整形外科学会 認定専門医