トレッドミル

トレッドミル

山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックのリハビリ機器説明


トレッドミルとは

時間や天候などを気にせずに室内でランニングやウォーキングが行える有酸素運動マシン

トレッドミル

トレッドミルとは、時間や天候などを気にせずに室内でランニングやウォーキングが行える有酸素運動マシンです。スピードや走った距離、消費カロリーなどチェックしながら走ることができる利点があります。当院で使用するトレッドミルの最低速度は0.2km/hでリハビリでの使用に最適です。また、脂肪燃焼モードやインターバルトレーニングなど高強度のプログラムが搭載されており、高齢者からスポーツ選手まで幅広い層にご利用いただけます。

効果

・生活習慣病の予防

・認知機能低下の予防

・脂肪燃焼による肥満の改善

・心肺機能の強化

・慢性的な腰痛の軽減

使用方法

トレッドミルで走る時は、大きな歩幅(ストライド走法)ではなく、比較的小さな歩幅で足の回転を速くする方法(ピッチ走法)で走ることが推奨されています。その理由としては、トレッドミルでは地面が回転して勝手に動く分、歩幅を大きくすることで楽にランニングができてしまいます。実際に体験していただくとその違いが良くわかると思います。一般的に、トレッドミル上での走りは、路上での走りに比べて、オーバーストライド気味になってしまいます。オーバーストライドで長時間走り続けると、腰や膝に負担がかかり怪我のリスクが高くなってしまいます。

<運動負荷の目安>

運動強度を測る方法には以下のようなものがあります。いずれかの方法を利用し、安全で効果的な運動を行いましょう。

・目標心拍数

有酸素運動の目安は、最大心拍数(220-年齢)の50%~60%ですので、最大心拍数から目標心拍数を計算して実施しましょう。

・M E Ts(メッツ)

十分な体力を有する高齢者の場合、健康づくりのために3メッツ以上の運動を含めた身体活動に取り組むことが望ましいとされています。やや速足で歩きが3.8M E Tsに相当します。

・Borg scale(ボルグスケール)

 Borg scale(ボルグスケール)は、運動中に自覚される疲労度を数字で表す方法です。6~20の15段階で疲労を表し、数字が低いほど「楽」、高いほど「きつい」となっています。有酸素運動は9の「かなり楽」から13の「ややきつい」の範囲内で行うと良いとされています。

注意点

・むやみにスピードを上げすぎると転倒の危険や身体に負荷をかけすぎてしまいます。

・過度に大きな歩幅でのウォーキングやランニングは避けましょう。

・フォームを意識しながら実施しましょう。

・怪我の悪化・再発を防ぐため軽い負荷設定でウォーミングアップから開始しましょう。運動後は動作を急にストップせずにゆっくりとペースを落としクールダウンします。運動によって血行が良くなった状態なのに、急に止まってしまうと血圧が急激に下がってしまい貧血のような状態になることがあるので注意が必要です。

監修医師

  1. 小山 翔平(おやま しょうへい): 日本整形外科学会 認定専門医…おやま整形外科クリニック 院長

山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックの院長紹介

氏名: 小山 翔平(おやま しょうへい)
出身地: 山形県寒河江市
資格: 日本整形外科学会 認定専門医