ぎっくり腰

ぎっくり腰

山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックの疾患説明ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰とは急に起こった強い腰の痛みを表す言葉であり、あくまで俗称です。医学的な病名ではありません。医師の間では急性腰痛症と呼ぶこともあります。

  • 重い物を持ったとき
  • ゴルフなどで腰をねじる動きをしたとき

などに生じることが多いとされますが、

  • 朝の寝起き
  • 何もせず座っているとき

などに生じることもあります。このいわゆる”ぎっくり腰”の原因はさまざまで、

  • 腰の骨の関節を痛めてしまったり、軟骨(椎間板)に大きな力が加わってしまったうことで生じる腰椎捻挫、椎間板損傷
  • 腰の周囲の筋肉・スジ(腱や靱帯)など、軟部組織の損傷

が多いといわれていますが、これらの原因は現在病院やクリニックで行われるレントゲン・CT・MRI ではとらえきれないのが現状です。現代の医学でも画像としてとらえきれないのがぎっくり腰なのです。しかし、

  • 比較的若年に生じやすい椎間板ヘルニア
  • 中年以上で生じやすい腰部脊柱管狭窄症
  • 骨粗鬆症による圧迫骨折
  • 癌が転移し背骨が弱くることで生じる病的骨折
  • 腰の骨にばい菌が感染することで発生する脊椎炎・椎間板炎

など、緊急性のある病気・重篤な病気に関してはレントゲン・CT・MRI で診断が可能です。

「ただの腰の痛みと思っていたら、実は重篤な病気が隠れていた…」

ということはよくあります。

  • びっくりするくらい強い腰痛を感じたとき
  • 脚のしびれを伴う腰痛になったとき

などは、最寄りの整形外科を受診しましょう。そして、正しい検査と診察により適切な診断を受け、緊急性のある病気・重篤な病気になっていないかを検査してもらいましょう。

治療や検査についてより詳しく知りたい方は「腰痛」のページを参照してみてください。

山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックの治療の特徴

当院では問診・身体検査などの診察後にレントゲンを撮らせていただきます。必要に応じて連係している病院様で MRI の検査をすることも可能です。場合によっては超音波検査などを行うこともございます。その後消炎鎮痛剤を処方したり、痛い場所にトリガーポイント注射を行います。その他には仙骨ブロックというブロック注射も可能です。これらの治療でも痛みが改善しない場合はリハビリを導入します。

リハビリ先進国であるノルウェーでうまれたレッドコードというリハビリ器具を駆使しながら、腰の負担を減らしつつ可動域を広げる練習などを行ってまいります。レッドコードにより椎間板にかかる圧力を軽減することができ、疼痛の改善につながるといわれております。

このように一般的な鎮痛剤や注射などの治療を基本としながらも、特にリハビリを得意にしておりますので、ご興味のある方はおやま整形外科クリニックの受診をご検討ください。

治療費

おやま整形外科クリニックでの治療費の例

1割負担2割負担3割負担
初診の診察
レントゲン
※TP 注射※
コルセット
処方箋
約***円約***円約***円
再診の診察
物理療法
(電気治療、ウォーターベット)
約***円約***円約***円
再診の診察
運動器リハビリ
(理学療法士)
約***円約***円約***円
再診の診察
※TP 注射※
運動器リハビリ
(理学療法士)
約***円約***円約***円

※TP 注射: トリガーポイント注射のことです。「キシロカインという局所麻酔剤」「ノイロトロピンという鎮痛剤」などを注射します。

まとめ

ぎっくり腰をただの腰の痛みだと思って様子をみていると、実は怖い病気が隠れていることがあります。ぎっくり腰そのものは現代の医学では解明しきれていないところもありますが、他の重大なご病気(生活に支障をきたすようなもの、生命に危険を及ぼすもの)については病院やクリニックの診察・検査で判断が可能です。ただの腰の痛みかもしれませんが、油断せずに一度病院やクリニックで診察してもらうようにして下さい。

動画提供

合同会社 Medivery 運営 YouTube チャンネル: "Medivery 大学病院"

【辛い腰痛もう嫌だ】意外と知らない?腰痛の痛みの原因とは?より

監修医師

  1. 小山 翔平(おやま しょうへい): 日本整形外科学会 認定専門医…おやま整形外科クリニック 院長
  2. 正田 純平(しょうだ じゅんぺい): 日本整形外科学会 認定専門医…千葉大学大学院 医学研究院 整形外科学

山形県寒河江市の整形外科 おやま整形外科クリニックの院長紹介

氏名: 小山 翔平(おやま しょうへい)
出身地: 山形県寒河江市
資格: 日本整形外科学会 認定専門医